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ロボットに心は生まれるか

ロボットに心は生まれるか
谷淳/山形 浩生(翻訳協力)

谷淳は、私の師である。
正確に言うと、一方的に師だと思っている。
谷先生の仕事は、人工知能・ロボット・哲学・認知科学・脳科学・心理学にまたがる重要な仕事であり、また、見事な仕事である。
それらの成果と思想は、論文やインタビューなどを通じて示されてきたが、
その全貌を把握することはなかなかに労力がいることであった。
このたび、谷先生の仕事が包括的に本書でまとめられることで、
読者はその全貌を一冊の本の中で受け取ることができる。
本書は、最初から最後まで谷先生自身のオリジナリティあふれる仕事を題材に人工知能の本質が示されており、
実に充実した、かつ卓越した内容となっている。
私は本書を、人工知能分野の最重要文献のひとつであると声を大にして言いたい。

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