くらしのための料理学
土井善晴
和食は自然の流れをよく観て寄り添い、自然がもたらすものを極力混ぜずに「和える」ことで料理を構成する。
自然そのものの味を最大限生かそうとするのである。
一方洋食は、自然界に存在する様々な素材を「混ぜる」ことで、自然界には存在しない全く新しい味を追求する。
このように土井先生は料理から世界を哲学する稀有な洞察力の持主であり、本書は土井哲学への絶好の入門書である。
和食は自然の流れをよく観て寄り添い、自然がもたらすものを極力混ぜずに「和える」ことで料理を構成する。
自然そのものの味を最大限生かそうとするのである。
一方洋食は、自然界に存在する様々な素材を「混ぜる」ことで、自然界には存在しない全く新しい味を追求する。
このように土井先生は料理から世界を哲学する稀有な洞察力の持主であり、本書は土井哲学への絶好の入門書である。