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AI Party2018年冬会を開催します【1/22(月)19時30分~】

昨年10月に第1回(2017年秋会)を実施したAI Partyの第2回を実施できる運びとなりました。

名 称 「AI Party 2018年冬会」
日 時 2018年1月22日(月曜日)19時30分~21時30分(※開場19時15分~)
会 場 DeNA渋谷ヒカリエオフィス(地図
参加費 ※DeNA様のご厚意によって無料となります。
募 集 60名(立食)※お足の悪い方のためにお席も用意いたします。

主 催 三宅陽一郎
協 力 DeNA、アールティ

<要旨>
近年、さまざまな分野で人工知能が盛んになりつつあります。ゲーム、ロボット、エンターテイメント、ドローン、金融、データ解析など、それに携わる職種も様々です。この人工知能の広がりはそれに携わる人々との会話を通じて初めて体験できます。本パーティはそのような垣根を超えた会話の場として、自分の現在位置を見きわめる場として、ご用意いたします。
いろんな職種の人に来て頂きたいと考えています。デザイナー、エンジニア、ビジネスマン、研究者、金融、ロボット、などの方々が混在して、AIの全体像を会話からつかめる場にしたいと考えております。ぜひ、ご参加ください。

<タイムテーブル(予定)>
19:15~ 入場受付開始
19:30~ 懇親会
19:40  会場ごあいさつ
20:00~ ライトニングトーク
21:20  中締め
21:30  お開き

■運営からのお願い
本イベント開催中に事務局による写真撮影があることをご承諾いただきエントリーをお願いします。なお撮影した写真は一般に公開する可能性がございます。

懇親会ではアルコール飲料を提供させていただきます。参加に際して未成年者の方は年齢確認をさせていただきますのでご了承ください。

募集は非公開のFacebookグループ【AI, Business and Technologies】を通じて行います。
まずは同グループへ参加リクエストをお送りください。

(注)当日無断欠席された方は以後のAIPartyへの参加をご遠慮いただく場合がございます。ご予定ご確認の上、お申込みください。

AI, Business and Technologiesへの参加リスエストはこちらから

新年のごあいさつ

本年もよろしくお願いします。

今年は、

日本が育んできたキャラクター文化と、

人工知能が融合することで、

日本が世界に先駆けて、キャラクター人工知能の分野が発展し、

社会の隅々まで、サービスのフロントやインターフェエースで、

人工知能を持ったキャラクターが活躍することになります。

そのために、アニメでキャラクターを育み、

ゲームで人工知能を進展させ、

この2つを融合させて新しい潮流を生み出したいと思います。

【まとめ】2017年のアニメについて

Miyake.Labo主宰の三宅です。

miyayou.com では三宅を構成する超重要要素であるアニメについても不定期に書き残して行こうと思っています。
(興味のない方は読み飛ばしてください。)

この記事では、Miyake Labo.をお手伝いいただいているメンバーに聞き手になってもらいつつ2017年に三宅が観たアニメ作品について語っていきます。

続きを読む “【まとめ】2017年のアニメについて”

人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇 まとめページ【2018年春刊行予定】

2015年に定期勉強会を実施して2016年夏に書籍<Amazon購入ページはこちら>も発売した『人工知能のための哲学塾』の後継として2017年には東洋哲学篇の定期勉強会をしています。勉強会は前回の西洋哲学篇と同じくNPO法人国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)のSIG-AIに主催していただきつつ、犬飼博士(@polygoninukai)さんと開催しています。

目次はこのとおりです。

「知能からエッセンス的に機能を抽出して作るのではなく、”意識”を作りたいのだ」

西洋哲学というフレームワークをもとに人工知能および人間の知能を探求する旅が、先の『人工知能のための哲学塾』とすると、本書はその足場である「西洋哲学」を一度取り払って、あらゆるもの・ことが混在するカオスの中から、人工「知性」を巡る航海です。

人工知能を取り巻く進化は想像以上のスピードで私たちの社会に変化を起こしています。将棋や碁のような、あるフレームの中で人間以上の能力を発揮する人工知能は実現していますし、ビッグデータを元にさまざまな解析を行う”AI”がテレビ番組に登場し物議を醸したり、実際にAIサービスをB2Cで立ち上げる企業も続々と現れています。

しかし、それをもって、「人間と人工知能がインテリジェンスなコミュニケーションが取れる」と言えるでしょうか?

今の人工知能の限界がそこにあります。
これは、そのまま西洋的なアプローチの限界点だといえます。理詰めで組み上げていく西洋の哲学を足場にする限り、人間が作ったフレームの中でしか機能しないのです。

それは、”本来の知能”でしょうか?

東洋編では「人工知性=世界の中で息づいている姿勢」と位置付け、解くための人工知能ではなく、生きることに接続する人工知性へと拡張するための土台を探求していきます。それには、東洋・イスラムといった、西洋とは出自を異なる哲学が必要なのです。

自然に在るままで成立する知能のエッセンスをエンジニアリングで実装する、西洋の枠組みの中にしかいない今の人工知能の先、人工知性を見据える旅です。

【【書籍は2018年春、BNN新社より刊行予定!】】

続きを読む “人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇 まとめページ【2018年春刊行予定】”

AI Party2017年秋会を開催します【10/19(木)19時~】

名 称 「AI Party 2017年秋会」
会 場 渋谷某所
参加費 4,000円/学生 3,000円
募 集 40名(立食)※お足の悪い方のためにお席も用意いたします。

主 催 三宅陽一郎
協 力 アールティ

<要旨>
近年、さまざまな分野で人工知能が盛んになりつつあります。ゲーム、ロボット、エンターテイメント、ドローン、金融、データ解析など、それに携わる職種も様々です。この人工知能の広がりはそれに携わる人々との会話を通じて初めて体験できます。本パーティはそのような垣根を超えた会話の場として、自分の現在位置を見きわめる場として、ご用意いたします。

いろんな職種の人に来て頂きたいと考えています。デザイナー、エンジニア、ビジネスマン、研究者、金融、ロボット、などの方々が混在して、AIの全体像を会話からつかめる場にしたいと考えております。

ぜひ、ご参加ください。

募集は非公開のFacebookグループ【AI, Business and Technologies】を通じて行います。
まずは同グループへ参加リクエストをお送りください。

AI, Business and Technologiesへの参加リスエストはこちらから

「なぜ人工知能は人と会話できるのか」内容紹介

Miyake.Labo主宰の三宅です。
遅ればせながら新著「なぜ人工知能は人と会話ができるのか」と、その発売記念イベントの内容を紹介する記事をMiyake.Labo内に作ることにしました。
お手伝いいただいたライターの方に聞き手になってもらいインタビュー形式でお届けします。

なぜ人工知能は人と会話ができるのか (マイナビ新書)
【Amazon購入ページ】

 

――「なぜ人工知能は人と会話できるのか」は、どのような経緯で出版されることになったのでしょうか?
 現在、社会の中で「会話をする人工知能」に対する需要と期待が高まっています。エンターテイメント産業は特にそうです。さまざまな実例が出ており、まずその流れを「会話エージェント」という視点でまとめたいと思いました。

 この分野は多くの優秀な方々が関わっており、会話をする人工知能で世の中を面白くするという志を持っています。今回もたくさんのご協力を頂きました。

 ところが自然言語処理は、専門性の極めて高い分野である上に、特にゲーム産業でこの分野はかなり演出に依存して来た歴史があります。とはいえ、それが明確な技術とは言えなくても、ゲーム開発の中で20年以上に渡って蓄積されて来た作成テクニックがあります。

 今回、最新の会話エージェントの技術とこれまでの歴史をまとめるとともに、このようなエンターテイメントならではの会話技術の歴史を同時にまとめておきたかったのです。これから本格的に会話技術が導入される前に、これまでの会話技術、エージェント技術をまとめておくことは、花開きつつあるこの分野をこれから志す多くの方々に役立つと思いました。

――三宅さんはこれまで何冊も人工知能に関する本を書かれていますが、今回の「なぜ人工知能は人と会話ができるのか」で特に力を入れた点はありますか?

 会話といっても理解、思考、発話と幅広い分野です。浅い理解のものから深い理解の会話エージェント、エンターテイメントから実用までさまざまです。

 今回、特にゲーム産業内、エンターテイメント分野における実例を丁寧に拾い上げて行きました。もちろん全部とは言えませんが、それによってこの分野の広がりと未来への可能性を示したかったのです。

 また技術に関しては、学術の中で発展した本格的な技術と、エンターテイメントで使われる演出的な技術の双方を列挙するように心掛けました。この分野では幅広いアプローチがあることを知っておいて貰いたかったのです。会話エージェントは総合技術ですので、一つのアプローチだけにこだわる必要はないのです。

――第3章<人間と話すキャラクターたち>では、ファミリーコンピュータ時代の簡素な対話ができるゲームから、「アバターエージェントサービス」「罵倒少女:素子」「ゲートボックス」といったごく最近の事例まで紹介されています。様々な事例の中で、2000年に発売された架空な生物と会話できるドリームキャスト用ゲーム「シーマン」は第2章<会話のための人工知能技術>でわざわざ紹介しています。それだけ「シーマン」の会話システムは人工知能開発史において画期的だったのでしょうか?

 「シーマン」は人工知能の歴史においても、エンターテイメントの歴史においても重要です。

 まず「シーマン」は音声を通じて人工知能と会話するという原体験を多くの人々に与えました。次に、会話の自然さが卓越していました。

 それは、本書に掲載した「シーマン」の作者・斎藤由多加さんのインタビューにもあるように、人工知能技術と演出的なテクニックの融合でありました。その結果、エンターテイメント産業とアカデミックの双方に展望とインスピレーションを与えることになったのです。

――「シーマン」の話題だけでなく、第2章<会話のための人工知能技術>では人工知能が人と会話するために外部世界から情報を得る「入力」の仕組みと、収集した情報をもとに回答を作る「処理」の仕組みについても、とても分かりやすく網羅的に紹介されていると感じました。

 ありがとうございます。人工知能の会話は、さまざまな技術を結集する総合格闘技のようなものだと言われています。できるだけ多くの技術を短い文章で説明しました。本当は詳しい説明を書いていたのですが、編集の都合であまりに詳細については割愛してしまったので、興味の出た技術はぜひ調べてみてください。そういう意味では、今回は会話技術の目録が載っていると感じて頂ければよいなと思っています。

――最後に、この本をどのように役立てて欲しいでしょうか?

 人工知能は現在、過剰に賢く書かれたり、過小に評価されたり、その上で人を過信させたり、不安にさせたりしています。

 僕が伝えたいと思うものは等身大の人工知能の姿です。確かにそれを伝えることはとても難しいのですが、話す人工知能は最も身近な人工知能です。話すという文化的行為の対象として人工知能の本当の姿をつかんで欲しいと思います。

 最後に大切なことが一つあって、「人やキャラクターの姿をして会話する人工知能」という分野は、日本が世界で圧倒的なリードを持てる数少ない人工知能の分野です。本書の第3章でも触れたとおり、日本にはキャラクターを生命とみなす寛容な文化的土壌があります。これはアジア特有の感覚でもあります。その土壌と人工知能が融合する時に、真に大きな人工知能の可能性が拓きます。その可能性の萌芽を見せてくれた実例をたくさん本書では解説しています。

 本書が、キャラクター文化と人工知能を融合させ、新しいキャラクターと新しい人工知能を拓きたいと望むすべての人たちのための旗印となれば幸いです。

【インタビューで登場した「シーマン」作者の斎藤那由多氏との対談イベント申込はこちら】